もうすぐ一年。勇太郎、初心を思い起こす!

トップ > 地域おこし協力隊 > もうすぐ一年。勇太郎、初心を思い起こす!

 地域おこし協力隊の小山勇太郎です。

 浜中町に移住し、地域おこし協力隊に就任してもうすぐ一年が経とうとしています。

 これを機に初心に戻ってみようかと考え、1年前を思い起こしてみることにしました。 私が初めて浜中町に来たきっかけは、彼女と一緒に訪れた新・農業人フェアでした。東京の都市部では、周りの皆が時間に追われ、毎日がせわしなく過ぎる生活でした。私はそんな喧騒に疲れ、自分のペースで身体を使って働きたいと思うようになりました。

 そんな中で訪れた新・農業人フェアで、浜中町農協の職員に声を掛けられていろんなことを教えてもらいました。特に印象に残ったのは「浜中町の牛乳はハーゲンダッツの原料乳」ということ。話をするうちに、浜中町の研修牧場で研修させてもらえることになり、昨年の3月に初めて浜中町に足を踏み入れました。

 彼女と二人で搾乳したり、子牛にエサをやったり、牛舎の清掃をしたりとやることは多くありましたが、それでもゆったりとした時間を過ごすことができました。疲れても体を休める時間があり、「こんな暮らしもいいな」と考えるようになりました。

ゆうたろう

 私が最初に一次産業に持っていたイメージは、「忙しい、キツい、汚い、稼げない、結婚できない」などの負のイメージが大きかったのですが、酪農を体験してみると、実際には牛との生活リズムは自分の生活リズムととても合っていて、また、きっと多くの人に合うリズムなのだろうと思いました。酪農を仕事にすればきっと忙しいかもしれないけど、考え方によってはキツくはないし、汚くないし稼げるし、結婚だってできる。人の数だけライフスタイルがあり、100%を酪農に向ける人もいれば、酪農7割で残りの3割を自分の得意なことや趣味、副業にあてる人だっているのです。酪農に携わっている浜中町の人々との触れ合いの中で、都会で下を向いて歩いている人たちと比べ、いかに夢をもって仕事をしているか、いかに自分の仕事にプライドを持っているかがわかりました。みんな、 生き生きと、前を向いてハツラツとしているのです。(今では、一次産業に従事しながら、 夢のある多様なライフスタイルの形成ができると思っています。)

 私の中の一次産業へのイメージはガラリと音を立てて変わり、浜中町が大好きになりました。研修が終わって東京に戻った後も、時折浜中町のことを思い返していました。研修牧場で聞いた「町で地域おこし協力隊を募集しているよ」との言葉が頭から離れず、一念発起し、応募して晴れて協力隊になることができたわけです。

 思い返せばこの1年、浜中町ではいろんなことを体験させていただきました。各種イベン ト、昆布干し体験、オータムフェストの手伝いやふるさと浜中会への参加などを通して多くの方からたくさんの話を聞かせてもらいました。

 来月は、この一年を振り返っての自分の「思い」を綴りたいと思います

この記事に関するお問い合わせ先

浜中町役場 企画財政課 企画調整係
〒088-1592 北海道厚岸郡浜中町湯沸445番地
電話番号:0153-62-2237

協力隊アイコン