涙岬・立岩

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 涙岬・立岩を訪れると、古老の語りぐさである網元の娘と若い衆の恋物語りを偲ぶことができます。この場所は、嵐の海にのまれた若者に恋する乙女の泣く姿が岩になったと伝えられており、数十メートルもの断崖に刻まれた乙女の横顔はなぜか旅情を誘います。

なみだみさき

涙岬

ものがたりかんばん

涙岬(乙女の涙)・立岩の物語看板

たていわ

立岩

○涙岬(乙女の涙)・立岩の物語
 涙岬、立岩を訪れると、この地の古老の話が思い出されるのである。昔、鰊(ニシン)漁が華やかなりし頃、厚岸の若者と霧多布の網元の娘が恋に落ちた物語である。ある嵐の日、厚岸から船で霧多布へ向かう時、ここまで来て座礁し、若者は海の底へ消えてしまった。それを知った娘は、この断崖に立って泣きながら、声をかぎりに若者の名前を呼び続けていたと云う。今でも、この岬を訪れると断崖に悲しい娘の顔を見ることがきる。又、立岩を訪れると、愛する娘の悲しい叫びに向かって一歩一歩、岸にたどりつこうとする若者の姿を想わせるものがある。嵐の夜には、娘の悲しい咽で泣きと、若者の恋こがれて叫ぶ声が風と共に聞えてくると云う。

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〒088-1592 北海道厚岸郡浜中町湯沸445番地
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